教員研修
スポーツの世界では、選手だけが努力しても結果は出ません。どんなに優秀なスポーツ選手でも、ひとりだけでトレーニングをしていることはありません。必ず優秀で信頼できるコーチがついているものです。選手だけが優秀なのではなく、そのコーチもそれに劣らず優秀なのです。両者の努力が相乗効果を生じ、すばらしい結果となって表れるものです。
勉強も同じです。生徒だけが勉強するのでは、効率の悪い努力をしてしまいます。生徒の努力だけでは乗り越えられない壁があるのです。それを乗り越えるには、信頼できるいいコーチが必要なのです。生徒だけが勉強してもいい結果にはつながりません。生徒以上に教師の努力も必要です。そして、両者の努力の成果が一流大学合格なのです。
「勉強するのは生徒」という間違った考えのもとでは、生徒を十分に伸ばすことは期待できません。スポーツのコーチのコーチングと同じように、勉強では教師の教授法がまさしく生徒の成績を左右するものなのです。
では、どのような指導法が結果につながるのでしょうか?
PTSでは、「百聞は一見に如かず」という諺にあるように、実際に指導しているところを見てもらうのが一番よいと考えております。
「教師の人だけを集めて、講師に講演をさせる」という形式をとって教員研修を行う方法もあると思いますが、これでは「なるほど、こうすれば生徒の成績が上がる」という実感が得られません。そこで、PTSが提案する教員研修は、次です。
- 第1段階模擬授業
- 講師が生徒を相手に講義しているところを見てもらう。つまり、講師に模範となる授業をしてもらう。(60分〜90分)
- 第2段階模擬授業の解説
- その授業の後で教師だけ残ってもらい、担当講師から、「どんなことを意識して授業したか。」「どんな説明の仕方が生徒の成績アップにつながるか。」に関して実際に行った授業をもとに解説してもらう。(30分〜60分)
- 第3段階質疑応答
- 以上に関して、講演を聴かれた先生方からの質疑応答を行う。(20分〜30分)
特に重要なのは最後の質疑応答です。担当講師の一方的な講演で済ませずに、その学校ならではの問題点などを教えてもらい、それにふさわしい教師の指導方法をいっしょに考えるのです。