受講生の声

保護者 さん(父・開業医)

規定通りのカリキュラムではなく、理解の効率を考えた順番で組まれた授業に驚かされました

数ある予備校の中からPTSを選んだ理由についてお聞かせください

 PTSにたどり着いたのは教場の看板をたまたま目にしたからでした。子供は、理系志望にもかかわらず理数系が苦手で、個人指導、大手予備校にも通っていましたが、強い苦手意識が払拭できず、思うように成績が伸びず困っていました。学校や予備校の先生も型通りの助言しかなく、わらをもすがる思いで扉を開けたというのが始まりでした。教場の看板以外に広告はなくどのようなところかわからず不安もありましたが、実際に受講すると個人別のカリキュラムで、生徒の苦手な部分の補強もしっかりしていただけました。また、学校の定期試験での成績が悪く、途中から中間、期末試験対策もしていただけたおかげで、それまでなかなか結果が出なかった試験の点数が少しずつあがり、本人のモチベーションが上がってきたのは大きかったと思います。また、決して安い受講料ではないですが続けようと思ったのは、授業が他にはないものがたくさんあり、実際、成績に結びついていたからです。数学の成績が悪い子供が成績を伸ばすのにも有効な手段ですが、数学がある程度とれる人がさらに伸ばすにはもっと有効な手段ではないかと思います。

(受験生でなくても)受講して参考になった点についてお聞かせください

 最初の体験授業で子供と一緒に聴講させていただいたあと、子供の復習の手助けをできれば、と1年半以上一緒に授業を受けさせていただいた経験からの感想を述べます。私自身も受験校に在籍していましたが数学でひどく落ちこぼれ、結局個人指導に通って、ひたすら、本当にひたすら問題を解いて徐々に成績を上げた経験がありました。
 定松先生の授業では、いくつも驚かされたことがあります。
 なんといっても私が最も衝撃を受けたのは、解法をパターン化することです。ひたすら問題を解いて、なんとなく自分で「こういう問題は、こういう方に解けばいいのかな」と考えていたのですが、最初から「この種類の問題の特徴は、こういう尋ね方をしているので、こういう解き方のパターンを使うとよい」というのを示しておられます。問題の分類の仕方もぼんやりとではなく、具体的に分類され、それに対応した解法を提示されるので、方向性が明確です。これは非常に効率が良く、また、パターン化するということは数学も「単語カード方式」を使って復習することが可能となり、「このパターンの問題はこう解く」というカードを作れば、全単元にわたって解法を復習することが容易になりました。また、各単元内でも、ポイントとなるところでこまめにまとめをされるので、復習もしやすいです。パターン化というと誤解を招きそうですが、それぞれの単元で、どうしてこのような解き方をしなければならないのか、という解説が必ず最初にあり、ありがちな暗記に頼るやり方は否定された上でのパターン化ですので、理解しやすいです。自分が高校生の時にこんな風に教わっていたら、もっと早く数学が伸びていたのに、と少し悔しい思いです。
 次に、問題を解くにあたって、複数の解法が準備されているということです。通常、問題の解法は一つしか教えてもらえず、よくて別解がる程度ですが、多くの問題で別解が二つ、三つ用意されており、個人のレベルに合わせてどの解法をマスターしておくべきかまで指導されます。手順は簡単だが時間がかかるもの、時間は短時間で済むが、気づきが必要なもの、応用範囲が広いもの、狭いものなどと分けて提示され、自分がどれを使うことができるか、使わなくてはいけないかがわかります。各単元の定型的な解法にこだわらず、全く異なった単元のアプローチをすることにより、目から鱗が落ちるようなあっという間に終わる解法や、小中学生でも解けるようなアプローチを使った解法なども惜しげもなく使われます。これなら短時間で、しかも無駄な計算の必要がなく解け、ミスがなくなる、というものがたくさんありました。私が学生のころ、模試や受験本番で数学の終了時間のはるか前に退出する生徒を見て「コイツあきらめたな」と思って見ていましたが、実は驚くべき解法を用いてさっさと終わらせていたに違いないことに気付き、いまさらながら驚いています。
 3番目に、反復です。子供のレベルに合わせているのかもしれませんが、他の単元と関連する内容が出てきた折は、子供の反応を見ながら重要な公式やまとめを繰り返し行われており、定着につながります。特に、数学が苦手な子供にとっては、大変重要でした。
さらに、生徒に合わせた内容で進度を見ながらカリキュラム組まれているということも特徴です。個別指導であれば当たり前と思われがちですが、一般的な個別指導ではただ単に一人一人個別に指導をするだけ、というところが多いように思います。PTSでは個々人のレベルに合わせて、その人が必要な内容、レベルを組み立てなおしているようです。今の成績を一時的に上げたいか、最終目標の受験を目指して数学の理解を深めたいかによって一時的に順番を変えるなど臨機応変にも対応していただけますが、規定通りのカリキュラムではなく、理解の効率を考えた順番で組まれており、全体として、受験に必要な数学を学ぶのに、何をどの順番に勉強すれば理解が深まるかということが考え尽くされています。数学は、単元が異なっても似たようなアプローチが必要になる分野がありますが、どのツールがどの単元で必要になるかを踏まえたうえで、このように単元の順番を考慮していただくだけでも理解が深まるうえ、学習効率がいいと感じました。
 また、物理、化学の講義や試験対策もしていただけ、大変助かりました。数学の授業中にも、物理との関連などについて解説していたくこともあり、教科間の横断的な授業により、子供の興味と理解がさらに深まっているようです。

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